福祉住環境コーディネーターとは
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者にとって“安全で安心して暮らせる住まい”を提案するアドバイザーです。これから需要が増すことが予想される資格の1つではないでしょうか。
今後迎える高齢化社会、そしてますます多様化するであろう高齢者の生活様式にも対応していかなければならなくなります。
快適に安心して自立した生活ができる福祉住環境の整備が必要になってくるのです。
健常者にとっては普段気にならない段差などが、高齢者や障がい者にとっては大きな障害となりうる場合もあります。バリアフリーへのアドバイス、手すりの設置など、日常の身近な場所の住環境整備に向けたアドバイザーということになります。
住環境整備という観点から福祉住環境コーディネーターは専門的な知識を用いて、高齢者や障がい者の方々の生活ニーズを理解し、問題解決を図り、その結果を設計者、施工者へ伝える橋渡し的役割を担うのが福祉住環境コーディネーターなのです。
また、福祉住環境コーディネーター2級以上の資格を取得すると、「住宅改修についての専門性を有するもの」として、介護保険で住宅改修給付を受けるために必要な「理由書」を作成することができるようになります。(ただし各市区町村によって違うため、理由書作成がケアマネージャに限る、としているとこもあります)
2000年の介護保険の導入に伴い、高齢者や障がい者などで住みにくい住環境を改善するためのリフォームが一部保険の適用となり、この福祉住環境コーディネーターの仕事が注目されています。
主な仕事内容まとめ
@医療・福祉・建築の各専門化との連携をとりながら、住宅リフォームに関するアドバイスを行う。
A福祉用具の選択などの的確なアドバイスを行う。
B助成金やローンなど、制度利用の情報提供と選択のアドバイス。
C利用する高齢者や障がい者とその家族のニーズを、的確に把握しプランニングを行う。
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